愛犬の健康管理はどうすればいい?日常ケアの4つの方法とは?

犬を飼育していると定期的に動物病院を受診し健康診断を受けるだけでなく、自宅でも健康管理を行う必要があります。健康管理はブラッシング、耳掃除、肛門腺絞り、歯磨きなどの日常的に行うケアが重要になります。
ここでは愛犬の健康管理に行う日常ケアの4つの方法をご紹介します。

1つ目:ブラッシング

 日常ケアの1つとしてブラッシングが挙げられます。短毛犬種は2,3日に一度、長毛犬種は1日に1度程度行い、換毛期の時期などは愛犬の被毛の状態を確認し、1日に2,3度行うことも重要です。
 ブラシはピンブラシ、コーム、スリッカー、ラバーブラシなどいくつか種類があるため、犬の種類や毛質などにより使い分けるようにしましょう。
ブラッシングはただ毛並みを整えるだけではありません。マッサージ効果、皮膚の新陳代謝を促進効果が期待でき、さらに、皮膚の状態の確認、病気の早期発見に繋げることができます。
ブラッシングはブラシの種類にもよりますが、体に程よい力を加えるためマッサージ効果があります。リラックスすることができるため、ストレス発散効果が期待できます。さらに、皮膚の血行が促進され新陳代謝も向上します。
抜け毛などがしっかり抜け切らずに皮膚に残って毛穴に詰まっている状態でもブラッシングをする事で被毛が抜け、無駄な毛が除去されます。抜け毛が残ったまま放置された状態が続くと毛穴の血行が滞るだけでなく、埃や汚れが溜まりやすくなり皮膚が不衛生になり、皮膚炎や毛包炎を引き起こすこともあります。
 犬は全身被毛に覆われているため皮膚の状態を確認しにくく、皮膚炎などの皮膚疾患は症状が進行してから気づくことも多いです。しかし、ブラッシングをすることにより皮膚を確認することができます。
 さらに皮膚の変化により体の中の病気を見つけることもできます。ブラッシングをする際は被毛を整えるだけでなく皮膚の状態を確認しましょう。

2つ目:耳掃除

 日常ケアの1つとして耳掃除が挙げられます。耳掃除は週に1回程度の掃除と毎日の散歩後に汚れていないか確認しましょう。耳掃除はきれいにしようと行い過ぎても耳の中を傷つけてしまいます。耳の中が傷つくと外耳炎を引き起こすこともありますので、行う際はコットンなどで優しく拭き取るだけにしておき、耳の奥の汚れは動物病院できれいにしてもらいましょう。
 犬にはたれ耳と立ち耳がいます。たれ耳は立ち耳の犬より汚れやすく蒸しやすいので、こまめに掃除する必要があります。
 こまめに耳掃除をすることは耳の健康管理に繋がります。犬は細菌や外部寄生虫による外耳炎を引き起こしやすく、外耳炎が悪化するとひどい痒みや痛み、難聴などの症状も見られます。さらに外耳炎が悪化し犬が激しく耳を掻くと、「耳血腫」という病気を引き起こすこともあります。耳血腫は耳の中ではなく、耳たぶに引っ掻くなどの衝撃が加わることにより毛細血管が破れ、耳たぶの中に毛細血管から染み出したちが溜まります。耳たぶに溜まった血を抜き取りますが、治療をしっかりしても耳がシワシワになってしまうこともあります。予防として耳掃除を行い、外耳炎にならないようにする必要があります。
聴覚は犬にとって重要な五感の一つです。視力があまりない代わりに、聴力や嗅覚で行動を補っています。そのため。外耳炎が悪化すると普段の行動に支障をきたすだけでなく、耳が聞こえないために行動に慎重になりため性格までも変わることもあります。
 耳の病気をいち早く見るけるためにはこまめに耳掃除を行うことが重要です。耳は犬にとって触られるのが苦手な部位の一つでもありますので、普段から耳のケアを行うことで触られることに慣れさせておきましょう。

3つ目:肛門腺絞り

 日常ケアの1つとして肛門腺絞りが挙げられます。昔は肛門腺絞りを行わなくても問題ありませんでした。便を排泄する際に一緒に肛門腺も体の外に排泄していたためです。便を出すときに肛門腺を一緒に排泄することができない場合は、肛門腺を定期的に絞らないといけません。
 肛門腺絞りを怠ると、肛門の4時と8時の位置にある「肛門嚢」という袋が破裂し肛門付近の皮膚が破れてしまいます。肛門嚢が破裂すると座ったり、排泄する際にも痛みが生じ、尻尾などを触られることを極端に嫌がり攻撃的になることもあります。
 破裂してしまうと完治するまでにかなりの時間がかかり、犬にとってかなりのストレスがかかります。
 肛門腺は毎日分泌されているため、徐々に肛門嚢に溜まっていきます。肛門腺を絞るのは1ヶ月に1度程度で、肛門腺が強烈な匂いのするものなのでシャンプーのタイミングで行うと犬に匂いがうつらずにすみます。
 肛門腺絞りの方法は、まず犬のしっぽを上に持ち上げます。肛門の4時と8時の位置に穴があるため、肛門嚢の穴の少し下から穴に向かって押し出すように上に持ち上げます。肛門腺絞りは難しいため、動物病院やトリミングサロンなどで教えてもらうこともできます。
 肛門をしきりに気にしたり、おしりを床にこすりつけるような仕草をする場合は肛門腺が溜まっている可能性がありますので肛門腺絞りを行いましょう。

4つ目:歯磨き

 日常ケアの1つとして歯磨きが挙げられます。犬は歯周病を引き起こしやすいため成犬の約7割は歯周病になっていると言われています。
 歯周病は歯磨き不足が原因で起こります。歯についた歯垢が時間を経て歯石になります。歯垢の時点で歯磨きを行えば除去できますが、歯石は歯磨きでは除去することができません。そのため、毎日、食後に歯磨きを行うことが重要になります。
 歯周病は歯に歯石が付き、歯茎が炎症を引き起こし後退していき、最終的に歯が抜けてしまいます。歯には血液や神経が通っていて、その血管から口の中の細菌が侵入し、全身性疾患を引き起こします。
 歯周病はとても怖い病気ですが、日常的なケアで予防できます。歯磨きは幼犬の頃から行うとより効果的ですが、成犬以降でも歯磨きを教えることはできます。まずは口に触らせてくれるように訓練してから、歯ブラシなどを使用し歯についた歯垢を取り除くように毎日ケアを行いましょう。
 歯磨きの方法はまず口に触らせてくれるように訓練しましょう。体をマッサージしながら耳、顔、口周りと触っていきます。犬が嫌がるようであれば無理をせず、毎日徐々に触る時間を伸ばしていきます。口周り触れるようになったら口の中に触ってみましょう。口の中を触ったり、手を入れても嫌がらないようになってきたら、歯ブラシなどを口の中に入れてみましょう。
 徐々に慣れさせていくことで歯磨きを嫌がらないように様子を見ながら行いましょう。

さいごに

 ここでは愛犬の健康管理として4つの日常ケアの方法についてご紹介しました。ブラッシング、耳掃除、肛門腺絞り、歯磨きは犬にとって重要な日常ケアで、定期的に行う必要があります。これを怠ると病気を引き起こしたり、病気に気づくのが遅れ完治までに時間がかかることがあります。
 ブラッシングや耳掃除は一見簡単ですが何は犬が嫌がりしっかりできないこともあります。自宅で行うのが難しい場合は動物病院やトリミングサロンなどの専門店でお願いするか教えてもらってもいいかもしれません。

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