愛犬の歩き方がおかしい!原因や対処法とは?

犬の散歩中などで歩き方がおかしかったり、歩くのを嫌がる様子はありませんか。犬の歩き方がおかしいとなると関節、骨、靭帯などに何らかの支障があるか、神経を何らかの原因により圧迫され歩けないこともあります。
 犬が歩けなくなってしまうと運動不足になりストレスも溜まってしまいます。ここでは、愛犬の歩き方がおかしいときの原因や対処法についてご紹介します。

愛犬の歩き方がおかしいときに考えられる原因とは?

 愛犬の歩き方がおかしいときに考えられるのは、「骨折・捻挫」、「関節炎」、「椎間板ヘルニア」、「膝蓋骨脱臼」、「股関節形成不全」、「レッグペルテス症」などの病気や「足の異常」が考えられます。
 犬が骨折や捻挫をしていると歩き方がおかしくなります。犬は骨折や捻挫などの怪我をしていると痛いのを我慢し隠すことがあります。骨折や捻挫はソファから飛び降りたり、机から飛び降りるなど人にとってはなんてことない高さでも小型犬であれば骨折するほどの衝撃になり、打ち所が悪いと死に至ることもあります。骨折や捻挫はジャンプして着地の失敗などにより起こります。犬は体の不調を隠す傾向がありますので、犬の様子がいつもと違うなどあれば足を触ったり、毛をかき分けて観察するなど確認しましょう。
 関節炎は関節に炎症を引き起こしているため動いたりすると痛みが生じます。運動のし過ぎや動き過ぎ、肥満、運動不足、加齢、外傷などの原因により関節が炎症を起こします。関節炎の場合は炎症を起こす原因を解消する必要があり、肥満や運動不足であれば、痛みを抑える鎮痛剤を取り入れ、筋力トレーニングやプールでの運動などを行うなど状況に応じて治療をおこないます。
 椎間板ヘルニアは背中の骨と骨の間の椎間板が本来あるべき場所から飛び出てしまい神経を圧迫してしまい、歩けなくなったり、足を引きずるようになることがあります。肥満や加齢、外傷などが原因で引き起こされます。ダックスフンドやコーギーなどの胴長短足の犬種に多く見られます。
 膝蓋骨脱臼は小型犬に多く見られ、後ろ足の膝にある膝蓋骨が本来あるべき部位から外れ脱臼してしまい引き起こされます。歩き方がおかしくなったり、足を上げて歩く、触ると痛がるなどの症状が見られます。膝蓋骨脱臼の度合いにより内服薬での治療から手術が必要になる場合があります。
 股関節形成不全は大型犬に多く、股関節という太ももの骨をはめ込む部位が遺伝的に浅くなってしまう病気です。はめ込む部位が浅くなってしまい外れてしまうため股関節形成不全の度合いにより手術が必要になることもあります。
 レッグペルテス症は太ももの骨の大腿骨頭に血液が流れず壊死してしまう病気です。小型犬で生後4ヶ月頃から1歳以内の子犬に多く見られます。症状によっては鎮痛剤や安静により治療を行いますが、重症の場合は外科手術が必要になります。
 足の異常では肉球に汚れやガムなどがついていてもあるき方がおかしくなります。他にも足の皮膚の異常などでも足を気にすることがありますので、足の皮膚だけでなく肉球の様子なども確認しましょう。

愛犬の歩き方がおかしいときの対処法は?

 愛犬のあるきかたがおかしいときの自宅でできる対処法は「安静」です。むやみに歩かせたりすることで症状が悪化しますので、できるだけ歩き回らないように行動を制限しましょう。クレートなどに入れ食事を食べるときや排便排尿時のみ外に出す用にし、できるだけ動かないようにさせましょう。ソファや階段の上り下りなどもさせないようにします。
 安静にしても原因がわからなければ治療ができませんので、出来るだけ早く動物病院につれていきます。動物病院では犬の体を触ったり、レントゲン検査や血液検査などを行ない、原因を見つけます。

動物病院に行くタイミングは?

 飼い主さんから見てあるきかたがおかしいと感じても歩いているうちにもとに戻ったり痛がっていても痛くなくなることがあります。動物病院に行くタイミングは自宅で少し安静にしていてもあるき始めるとやはり歩き方がおかしかったり、痛みがあるようであれば連れていきましょう。
 あるき方がおかしくなる病気は緊急性の高い病気はあまり多くありませんが、放って置くと症状が悪化することもありますので、早めに動物病院を受診しましょう。
 椎間板ヘルニアは椎間板が神経を圧迫してしまう病気なので、できるだけ早く治療を開始する必要があります。背骨に通っている神経は呼吸関係の生命維持のために重要な神経もあります。圧迫の度合いによっては命にかかわることもあります。椎間板ヘルニアにより脊髄を損傷してしまうと脊髄軟化症という脊髄が壊死する病気を発症してしまうこともあります。脊髄が壊死してしまうと呼吸機能や循環機能なども停止してしまうとても怖い病気です。
 歩き方がおかしい、足を痛がる様子をしている場合、安静で治ってしまうものから手術や入院が必要なものまであります。少し安静にし様子を見ることもいいですが、おかしいと思ったらかかりつけの動物病院に相談してみましょう。

愛犬の歩き方がおかしいときはどんな治療を行うの?

 愛犬の歩き方がおかしいとき動物病院ではどんな治療を行うのでしょうか。まずは動物病院で歩き方を確認します。どんなふうに歩くのか痛みはあるのか、いつからおかしいのかなど飼い主さんから聞きます。その後必要に応じてレントゲン検査や血液検査などを行います。原因によっては麻酔をかけて力を入れていない状態でのレントゲン検査が必要な場合もあります。
 軽度であれば自宅での安静、鎮痛剤の処方で数日後に再診する自宅療養で済むこともありますが、重度の場合は入院管理で静脈内点滴を行い経過観察を行うこともあります。
 愛犬の現在の症状や状態により、治療方針は異なります。かかりつけの獣医師さんとしっかり相談し治療を行いましょう。

さいごに

 ここでは、愛犬の歩き方がおかしいときの原因や対処法についてご紹介しました。愛犬のあるき方がおかしくなる原因は骨折や捻挫、関節炎、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアなど様々です。椎間板ヘルニアは脊髄軟化症という命に関わる症状を引き起こすこともあります。
 何かいつもと違うなど気になるようであれば早めに動物病院を受診しましょう。

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