愛犬が下痢をした!原因や対処法とは?

犬は与えられたものを素直に食べる犬が多いです。そのため、知らず知らずに食べすぎてしまったり、冷たいものを食べてお腹の調子を悪くしてしまうこともあります。
犬はお腹が痛いと言葉にすることができませんので、お腹の不調は便の状態で判断することができます。ここでは愛犬が下痢をしたときの原因や対処法、病院に行くかどうか迷ったときの判断基準についてご紹介します。

下痢をしたときに考えられる原因とは?

 犬が下痢をしたときに考えられる原因は「病気」、「食事内容」、「ストレス」などです。
 下痢は胃や腸などの消化器疾患だけでなく、他の病気からの症状として見られることがあります。胃炎、腸炎、膵炎などの消化器疾患、パルボウイルス感染症、コロナウイルス感染症などのウイルス性疾患、腎疾患や肝疾患、アレルギーなどの様々な病気が考えられます。
 病気が原因の場合、下痢が軽度で少し便がゆるくなった程度であれば特に詳しい検査をせずに内服などで改善される場合もあります。しかし、水のような便が出た場合は、感染性はあるか、何が原因かを調べるために便検査だけでなく、血液検査や抗体検査などを行います。
 下痢は様々な病気から引き起こされるため、原因を突き止めためにはいくつかの検査を行うことになります。
 下痢は病気だけでなく、食事内容が原因で引き起こされることもあります。ドッグフードを変更した、野菜などを与えた、食物アレルギーなどが考えられます。
まずは、ドッグフードを変更する際は1週間程度時間をかけて行う必要があり、前のフードと新しいフードを少しづつ混ぜていきます。急に変えてしまうと食べなくなったり、下痢や嘔吐などを起こす可能性もあります。まずは原材料を確認し、愛犬が食べられない食材は含まれていないかなどを確認しましょう。今までアレルギーが出たことがなかった犬であれば、新しいフードを与えるのを中止し、少し様子を見ましょう。下痢が続く、水っぽい便が出る、元気や食欲もない場合は動物病院を受診しましょう。
次に野菜などを与えた場合は、与えた量が適切であったかどうか確認しましょう。水分量の多い野菜を大量に与えることで下痢を引き起こします。他にもアイスや氷などの冷たい食べ物を大量に与えると胃や腸が冷えてしまいます。犬が欲しがっても必要量以上に与えるのは止めましょう。
 食物アレルギーはある食べ物を食べることで皮膚の赤み・痒み、下痢や嘔吐などを引き起こします。小麦粉・トウモロコシ・牛肉・豚肉などの食材は犬がアレルギーを引き起こしやすい食材です。ドッグフードを食べていて目やにが出ていたり、皮膚の赤み・痒みが治らない場合は食物アレルギーも疑われますので、一度動物病院で相談していましょう。
 下痢はストレスでも引き起こされます。引っ越しをしたり、飼い主さんの生活スタイルが変わった、同居犬が増えたなどの環境の変化、散歩に行かなくなるなどの運動量の変化などが犬のストレスの原因となります。

下痢をしたときの対処法は?

 犬が下痢をしたときの対処法は動物病院に行く以外にも方法があります。まずは「便の状態を確認」、「犬の状態を確認」、「犬の体を清潔にする」ことです。下痢とはほとんど水のような水様便、形はあるけれどとても柔らかい軟便などがあります。
 この便の状態により、犬の脱水の有無がわかります。水様便が何度も続くと脱水を引き起こす可能性があるため注意が必要です。さらに、便検査を行うことで下痢を引き起こす原因や処方する薬を決めることができます。
 犬が下痢をしたときは便の状態を確認し、便を持参し、動物病院を受診しましょう。
 犬の便の状態の確認の他にも、犬の健康状態の確認が必要です。犬が下痢をしていても健康状態が落ち着いていれば急いで動物病院を受診しなくても問題ないこともありますが、1度の下痢でもぐったりしているのであればすぐに動物病院を受診しましょう。
 そして、犬の体を清潔にするようにしましょう。犬が下痢をするとお尻や足先に便が付き不衛生になることがあります。全身シャンプーを行うとそれがストレスになることがありますので、濡れたタオルなどを利用し拭き取るようにしましょう。
 感染症が疑われる場合は掃除を念入りに行い、同居犬がいる場合は隔離し接触を避けましょう。

動物病院に行くタイミングは?

 犬が下痢をしたとき、一番迷うのが動物病院に行くタイミングです。一度で下痢が治まることもありますが、早めに動物病院を受診し治療を受けたほうがいい場合もあります。
 2,3回続けて下痢をした場合、水様便が何度も出ていて犬がぐったりしている状態であれば早めに動物病院を受診しましょう。下痢をしたのが一度で犬も元気であれば様子を見ても問題ないことが多いですが、水分量が多い下痢の場合は一度でも出来るだけ早く動物病院を受診しましょう。
 1度下痢をしていても元気・食欲が特に問題なく、次の便が正常に戻っていれば消化器に問題があるのではなく、ストレスや食物アレルギーなどが原因のことが考えられます。
 下痢があまりにひどいと水分を排泄してしまうため、食べても体の中に吸収することができないため脱水を引き起こしやすいです。脱水症状を引き起こすと動物病院で点滴などの処置が必要になります。

下痢をしたときの治療方法は?

 犬が下痢をしたときの治療法は「絶食絶水」です。下痢は消化器が炎症を引き起こしているため何か食べたり飲んだりすることでさらに負担がかかります。絶食絶水を行うことで炎症を起こした消化器を休ませることができ、回復を促すことができます。
 次に「休息」です。下痢はストレスなどの精神的なものでも引き起こされます。できるだけリラックスできる環境を作りお腹や体を暖かくし、クッションや毛布などを使用しましょう。犬が嫌がらなければ体を触り、痛みがあるかどうか確認しましょう。
 犬が下痢をしたとき動物病院では、脱水を改善するための点滴、内服治療を行います。内服治療を行っても下痢が改善しなければ効果もないため、犬の状態により治療法は変わります。
 あまりにも下痢がひどく犬の状態も良くない場合は入院し管理することになり、血管に直接点滴を流すことになります。下痢も悪化してしまうと命にかかわることになりますので注意しましょう。

さいごに

 ここでは愛犬が下痢をしたときの原因や対処法についてご紹介しました。犬の下痢の原因は消化器疾患や他の臓器疾患などの病気以外に食物アレルギー、ストレスなどがあります。対処法は「下痢の状態の確認」、「犬の体調の確認」が重要になります。
 犬が下痢をしてぐったりしてしまうと飼い主さんも驚き困惑してしまうかもしれませんが、落ち着いて対処するようにしましょう。

コメント